2009年8月25日火曜日

「サブリミナルインパクト」メモ

サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)

現代人の生活環境がストレス過重やバイオリズムを狂わせる実験操作に酷似してきた。
刺激の過剰は潜在的レベルでストレスを増大させる。

ネット(Google Reader,twitter,etc...)テレビ、新聞、本、雑誌と確かに刺激が過剰な気がするな。

消費行動を決めているのは果たして自分のなのか。

CMの効果を3つ
[1]
顕在意識
商品の効果、分析、論理のような高次な認知的レベル
しかし、CMの効果わずか。
[2]
顕在意識と潜在意識
意味ネットワークのレベル
ブランドや商品とポジティブイメージを結びつけるようなCMの繰り返すことで連想記憶を形成させる。連想記憶はいざ商品を選ぶときに活性化する。ポジティブイメージとを結びつけるためか、CMには著名人やスポーツ選手を起用する
[3]
潜在意識
商品やブランドの親近感、知名度、なじみ深さなどの狙った潜在意識への刷り込み。
「単純接触効果」

CM効果の基礎には「パブロフの犬」と「オペラント」の組み合わせである。
本当か?
本当らしい。p162参照

CMは動物に共通の生物学的メカニズムにも働いている。潜在的であり根強く抵抗しにくい。
何か商品を選ぶときは潜在意識(記憶)が選択に力を及ぼしている。ここの記憶は無意識にCMから得たもの。

ということは、コンビニで何か飲み物を選ぶとき、ガラス扉を開け、どれにしようか考えるところまでが顕在意識の範囲で、実際に商品を決めて、手に取るときは潜在意識がコントロールしていることか。

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